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続き…のその前に、せっかくだから時代劇のよくある設定を振り返ってみる。
前記事の貧しい町娘が病弱な父の看病をしている描写。ここではその娘を気に入る越後屋が、借金のカタに娘を差し出せと叫ぶ。
それとは別に医者を呼ぶパターンもよくある。
その医者の名前は決まって”源庵(ゲンアン)”先生。
👨🦱:お、お千代。源庵先生を呼んで来るんだ!
👩🏻:はい。すぐに呼んできます。
🧑🏻🦱:待ちな、お千代さん。ここはアッシがひとっ走り行って来やすぜ。お千代さんはお父つぁんのそばにいてくだせぇ。
👨🦱:すまねぇな、長吉。その方が安心だ。それじゃ、頼んだぜ。
🧑🏻🦱:へい!
ガラガラ…
🧖🏻♂️:ふーむ…。これは。。。
と、まぁこんな感じ。
その頃、主役のご一行はその娘たちがいる町へ吸い込まれるように向かっている。ま、そうじゃないと物語にならんからな。
その途中の峠にある茶店で一服するのが定石。爺さんと若い娘で店を切り盛りしている。
そこは時代劇。そこに若い娘がいるなら何も起こらないはずがない。
突然、荒くれ者が現れてその若い娘にちょっかいを出す。
🧌:ほぉ~これは可愛い娘じゃねぇか。ヒヒヒッ
あ(オリャッー)
👴:ひえぇぇぇ…。。
それを止めようとする爺さん。
当然のごとく、吹っ飛ばされる。荒くれ者も加減を知らない。
娘がすぐさま爺さんのもとへ駆け寄り、これ以上危害を加えられないように爺さんの両肩を抱くようにかばう。
それを見た主役たちが、荒くれ者を成敗しようとするのだが、その娘に恋心を寄せる若者がどこからともなく現れ、助けてしまう。
後に、この若者が物語のキーマンだったりする。
さらに、爺さんが娘との結婚を反対していたのだけど、結局は助けたことによって結婚を認めてしまうパターンも。
そして、町に到着した主役たちは、活気のあるメシ屋で悪行の噂を耳にする。
その際、必ずと言って言い程、のれんをくぐって入る。しかも、そののれんは縄である。
両手の甲で左右にジャラジャラとかき上げ、ピローンと縄が奥と手前を行ったり来たりするあの感じ。
別設定でそのメシ屋は主役たちの行きつけの店だったりすることも。
で、その店の板前は忍者。女将であればくノ一。主役たちのために悪者の尾行をしたり、屋根裏に忍んで悪の相談を盗み聞く。
ちなみにその天井には小さな穴が開いており、部屋の光が忍者たちをそっと照らす。
まれに「曲者!」と槍で天井を突かれることもある。
その際、絶対に刺されないものの、目の下に槍がかする。そして5センチほどの切り傷を負い、その様子を冷や汗と共に映し出される描写が散見される。
物音を立てずにうまくかわすので、結局「ねずみか…」と助かってしまう🐭チュー
-続く-
◆
ベタな設定でもついつい見入ってしまう…。
毎回毎回、同じような設定で、最後は必ず勝利で終わる。
しかも当時のアナログ放送のイイ感じの画面のザラツキ感。いい味出してるよね。