すき焼きを食べるときに生卵につけて食べる。
誰がこんな旨い食い方を発案したのだろうか。
当たり前のようにすき焼きを食べるときは、生卵に肉をくぐらせて食べる。
当然「生卵が苦手」って人には全く関係ない話だけれど、卵(玉子)好きにはたまらんだろ!
なぜ卵に肉をくぐらせるのか。
調べれば『味に深みが出るため』とか、出るんだろうね。
味に深みが出る…よく聞くフレーズだけど、俺にはよくわからん。
最たるものが「このコーヒーの深みは格別!」
ホントかよ😏
あと「このビールのキレは最高だよな!」
ホントかよ😏
ま、そのあたりはさておいて、卵を加えるだけで料理そのものが格段に旨くなる。
他にも牛丼、うどん、カルボナーラ、それに卵かけごはん。
和食から洋食、それに貧乏食まで生卵をその料理に落とすだけで死ぬほど旨い!
とは別に、卵の冷たいって所もいい。
すき焼きは熱い食べ物。当たり前だけど。
鍋から取り出したての肉をそのまま口の中に入れるとやけどの恐れがある。
その際、生卵に浸すだけで一気に温度が下がる。
下がると言っても、表面だけ上手く冷めてくれて、中のアツアツ具合はそのまま。
この温度感がたまらんのですよ。
だけど、注意しなきゃいけない食材がある。
それは『とうふ』
ちょっとやそっとじゃ、冷めない。
半分にして冷やす面を増やして冷たい卵に浸しておく。
何なら、1/4くらいにして浸すこともある。
けれど、食べ進めていくうちに卵の温度も暖かくなってくる。
さらに、その卵の姿形すらなくなっていることも珍しくない。
そこで、卵のおかわりをすることをおススメする。
そのタイミングで、とうふを食べるといい。
もしくは、一番初めにアツアツのとうふを取っておくといいぞ。
次点で、この卵の他に料理に加えるだけで、旨くなるものがある。
それは、調味料とか薬味。
ただこれは、さらに好き嫌いがはっきりと分かれる。
・すしにワサビ
・ラーメンに胡椒
・おでんに辛子や赤みそ(田楽風)
・ざるそばにネギと生姜
・うな重に山椒
・出前一丁にごま油
…などなど
挙げればキリがない。
人間にも同じことが言える。
どういうことか。
例えば、接客。
事務的に淡々と対応する(される)よりも、ほんの少しだけニッコリ🙂と接客される方が、感じ方が全く違う。
ホントにほんの少しでいい。
これまたどういうことか。
ゲラゲラ😆と対応されてしまうと、バカにされてるように映ったり、そもそもそいつがアホに見える。
ほんの少しでいいのよ。
言うならば、クセが強いうな重の山椒。
ほんの少しだからこそ、あの鼻に抜けるほど良い香りとアクセント。
これが大量だと、とてもじゃないけど食えたもんじゃない。
何事も加減が必要です。
…俺もそんな山椒のような男になりたい…。
◆
ちなみに「卵」と「玉子」
「卵」は生の状態のもの。
「玉子」は調理された状態のもの。
ということらしい。