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古い世代 + テレビ。
切っても切れない関係がある。
少し大げさな表現ですが、テレビに育てられたと言っても過言ではない。
学校から帰ってとりあえずすることは手洗いやうがいじゃない。
テレビをつけること。
大人でも言えることだろう。
夜、会社から帰って玄関の電気を灯す。
その後、テレビに向かってリモコンのスイッチをON
それくらい、昔人間とテレビは密接な関係性が保たれてました。
ちなみにテレビ番組を見るためだけじゃない。
ゲームをするにもテレビ(画面)が必要でした。
なので、家族内でチャンネル争いが勃発…なんてことは日常茶飯事。
中学生くらいになると親にねだって自室にテレビを買ってもらったな…と思い起こす人も多いだろう。
そんな懐かしい風景も今や昔の話。
全くテレビを見なくなったかと言えば、そうとは言い切れないけど、明らかにテレビとの関係性は希薄になった。
今じゃ、ありとあらゆる情報を受け取るのはスマホ一択。
俺もそう。
一部のテレビ狂信者を除けば、大多数がスマホでポチポチしてる。
例えば、病院でも集会所でも人の集まるところを俯瞰してみると、ほぼ全員が首を曲げてスマホを見てる。
ちっちゃなガキからおばあちゃん。
それに奇抜な格好をした若者もグリスのついた作業服を着たおっさんまで、ありとあらゆる人々がそうしている。
別にそれを批判してるんじゃない。
それほどまでスマホが手放せないし、つまりは便利すぎるんだ。
さらに、その人たちの集まる場所にテレビ画面があるとする。
ベタなところで言うと、病院の待合室。
そこに映し出されているのは、一般テレビ番組と思いきやYouTubeの熱帯魚が泳ぐ映像。
もしくは、世界各国のきれいな場所を次々と映し出す”映像旅行”的な画面が流れている。
もちろん、その画面に映し出されている熱帯魚を熱心に見る人なんかいるわけない。
ほぼ全員が、スマホ画面を見ている。
ちなみに「ぼー」っとでも画面の熱帯魚を見てる人がいるなら、心の病んでる人だろう。
話をテレビに戻す。
テレビ全盛期は、現代のスマホ社会と同様に、テレビにしがみついていたもんだ。
毎週水曜日は「ドラゴンボール」木曜日は「北斗の拳」毎週土曜日は「8時だよ!全員集合」
さらには、各曜日の各局で放送される歌番組。
さらにさらに、ボクシングの世界戦。
その世界戦の翌日の学校では、男子どもが廊下でやったこともないボクシングの真似をしてたものです。
それらの番組を見てないと学校の話の輪には入れないものでした。
そのほかにもバラエティやドラマ、単発映画。
単発映画で特に男たちに人気だったのが、やはり暴力もの。
任侠映画だったり、ロッキー(ボクサーの物語)の話題が尽きない。
そんな昔、みーんなテレビっ子でした。
≪完≫
◆
桜が咲いたなと思ったら、すぐに散っていった…。
で、今日なんて日は25℃を超えそうな夏日になるみたい。
もうすぐゴールデンウィーク。
何しようかのぉ。